NSCAの資格認定者数は、2024年4月現在、全世界で延べ58,000名を超えています。その中で、CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)とNSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)は、日本語で受験することができます。
CSCSは、1985年に認定試験が開始され、ストレングス&コンディショニングの認定資格として唯一、1993年より全米資格認定委員会(NCCA)の承認を受けている資格です。
NSCA-CPTは、1993年に認定試験が開始され、米国内はもとより、国際的に最も信頼性の高いパーソナルトレーナーの認定資格として、1996年よりNCCAの承認を受けています。
傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です。指導対象は主にアスリート、スポーツチームです。筋力トレーニングや他の体力要素の指導だけでなく、施設を運営、管理することも重要な職務となります。また、栄養、ドーピング、生活習慣に関する指導など、教育者的側面も併せ持っています。 ストレングスコーチ、アスレティックトレーナー、パーソナルトレーナー、医師、フィットネスインストラクター、研究者などがCSCSの資格を取得しています。
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健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。指導対象者はアスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行います。そのため、NSCA-CPTはトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要となります。
パーソナルトレーナーのほか、フィットネスインストラクターやスポーツ指導者、理学療法士、柔道整復師などがNSCA-CPTを取得しています。
NSCAの資格認定試験は、ストレングス&コンディショニングの指導者とその分野で活躍する研究者からなる職務分析委員会の分析に基づいて、専門職に必要な科学的基礎知識から実践応用にわたる包括的な知識について網羅するように作成されています。
また、試験は、全米資格認定委員会(NCCA, 2014)の基準、および the Standards for Educational and Psychological Test(APA, NCME, AERA; 2014)などの基準に則したものであり、受験者の知識、技術、能力(KSA's)が、業界の専門家たちによって決められた適正レベルに達しているかを判断するものとなっています。
CSCS | 48% |
---|---|
NSCA-CPT | 81% |
NSCA資格認定試験は、米国の試験管理会社ピアソンVUE(ピアソン・ビュー)が代行します。
試験は決まった日時に試験が実施されるのではなく、受験者が試験会場や日時を選んで受験することができます。試験会場は全国のピアソンVUEテストセンターから、希望のテストセンターを選択することができます。
余裕をもってテストセンターを予約するために、受験希望日の2ヶ月前を目安に出願の手続きを完了するようにしましょう。
受験当日、テストセンターでの受付時に日本の公的機関により発行された身分証明書の提示が求められます。提示できない場合は受験できませんので、出願前に有効な身分証明書を確認して、準備しておきましょう。
「マイページからの出願」「受験料の支払い」「学歴証明書の郵送」のすべてが揃って出願手続き完了となります。
出願手続き完了後、2~3週間後にピアソンVUEから届く試験予約の案内メールにしたがってテストセンターを予約します。
受験当日は、予約した試験開始時刻の15分前には、テストセンターに到着してください。本人確認および受験に際しての注意事項などの説明のあと、試験が開始されます。
出願に必要なものは、「マイページからの出願」「受験料の支払い」「学歴証明書の郵送」の3点です。
マイページ上部メニューの「資格認定試験 > 出願」より出願します。登録情報や試験ポリシー等の確認を行います。
出願ページにつづけて受験料の決済ページへ進みます。お支払い方法はクレジットカード決済もしくはPayPay決済のどちらかになります。
決済完了をもってマイページでの出願手続きは完了となります。
学歴証明の書類をもって、受験資格の確認を行います。
CSCS、NSCA-CPTに必要な学歴証明の書類は以下のとおりです。いずれも発行日から1年以内の原本の提出が必要です。
提出先は、NSCAジャパン試験担当(〒270-0152 千葉県流山市前平井85)です。
出願時に、1年以内に取得した(*)下記いずれかの証明書の原本の提出が必要です。
出願時に、1年以内に取得した(*)下記いずれかの証明書の原本の提出が必要です。
資格の認定には有効なCPR/AED認定証のコピーの提出が必要ですが、認定を保持していなくても受験することは可能です。試験合格後、合格日から1年以内に、有効なCPR/AED認定証のコピーをご提出いただくことで、資格認定を受けることができます。
CPR/AEDの認定証は、下記の内容が記載されている面すべてをコピーして郵送してください。提出先は、NSCAジャパン試験担当です。
マイページより出願手続きを開始後、6ヵ月以内にすべての出願手続きを完了しない場合は出願キャンセルとなります。その際、キャンセルチャージとして受験料の100%を申し受けますのでご注意ください。
出願手続きを行われる方は、ご自身の受験スケジュールをご検討の上、事前に学歴証明の書類の発行を行ってから出願を進めるなど、手続きがスムーズに進むようご準備ください。
氏名の変更があった場合は、必ずNSCAジャパン試験担当までご連絡ください。氏名の変更を証明する書類の提出を求める可能性があります。
受験当日、テストセンターで本人確認のために身分証明書の提示が求められます。登録情報の氏名と身分証明書の氏名が一致しない場合は受験することができず、「欠席」となります。
試験予約のご案内や認定証発送などで使用いたします。住所、電話番号、メールアドレスといった連絡先情報に変更があった場合は、「マイページ」の登録情報ページにて変更してください。
出願手続きが完了すると、2~3週間後にピアソンVUEから試験予約の案内メールが届きます。メールの案内にしたがって、ピアソンVUEのウェブサイトから、または電話にてテストセンターの予約を行ってください。
出願完了から3週間経ってもメールが届かない場合は、NSCAジャパン試験担当までお問い合わせください。
案内メールに定められた受験期間内であれば、何回でも予約の変更は可能です。ただし、試験を予約した日時の24時間前を過ぎると、変更やキャンセルを行うことはできません。試験予約の変更やキャンセルは24時間前までに行ってください。
ピアソンVUEカスタマーサービスへ電話で手続きする場合、土日祝日は電話が繋がらないため注意が必要です。例えば、月曜日に試験を予約しており、予約変更手続きを電話で行いたい場合は、試験予約日からカスタマーサービスの1営業日前にあたる金曜日のうちに手続きをする必要があります。
0120-355-173(平日9:00~18:00)
ピアソンVUEのウェブサイトから試験の予約をする場合、はじめに、ピアソンVUEのウェブサイトで「アカウントの作成」を行ってください。アカウントを作成すると、試験の予約ができるようになります。
受験当日は、予約した試験開始時刻の15分前にはテストセンターに到着してください。本人確認および受験に際しての注意事項などの説明のあと、試験が開始されます。
テストセンターでの受付時に、本人確認のために日本の公的機関により発行された以下の有効な身分証明書を提示することが求められ、またデジタル写真撮影が行われます。日本の公的機関により発行された身分証明書を持たない外国籍の受験者は、自国の政府が発行したパスポートを身分証明書として代用することができます。なお、有効な身分証明書を提示できない場合は、受験することができず、「欠席」となります。
ピアソンVUEウェブサイトの登録・試験の予約ページでは、テストセンターでの受験当日の流れや、コンピュータベース試験(CBT)の体験デモなどが案内されています。お時間がある時に確認しておきましょう。
受験者の携行品は、通常試験室内への持ち込みは許可されず、テストセンター内のロッカーなどの安全な場所に保管するようになります。受験者個人の筆記用具は使用できませんので、その代わりに、ホワイトボードとマーカーが貸し出されます。
宗教上あるいは医療上必要とされるものは、許可を得ることで試験室内への持ち込みが可能になります。携行品持ち込みの詳細は、NSCA資格認定試験ハンドブック(PDF)にてご確認ください。
予約した試験開始日時から15分以上遅れた受験者は、原則として受験は認められません。なお、空席状況やその他の条件により、テストセンターが遅刻者を受け入れる可能性があります。
テストセンターが遅刻者を受け入れられない場合、予約した試験は「欠席」となります。
遅刻となる場合は、その可能性が生じた時点でテストセンターへ連絡することをおすすめします。
予約した試験開始日時までに来場せず、遅刻での受験が認められなかった場合は「欠席」となります。「欠席」となった場合、これ以降試験の予約や受験を行うことはできません。また、受験料は返金されません。
改めて受験を希望する場合は、再度出願手続きを行って受験料を支払うことが必要です。なお、この場合は30日の間を空けず、試験の予約や受験をすることができます。
天災や緊急事態によって、予約した試験開始日時にテストセンターへ到着できない場合は、すみやかに予約したテストセンターへ連絡してください。
その場合は、原則として欠席扱いにはなりませんが、緊急事態が発生したことを証明する書類等の提出が求められます。
延長手続き料を支払うことで、定められた120日間の受験期間を延長することができます。延長される期間は、定められた受験期間の終了日から120日です。
延長手続きを希望される方は、受験期間が終了する1週間前までに、マイページの出願状況ページ内の「延長依頼」ボタンより行ってください。なお、延長手続きを行うことができるのは、1回のみです。
延長手続き料:11,000円(税込)
試験結果は、試験終了後にテストセンターでスコアレポートを受け取ることができます。試験終了から24時間後以降1年間、受験者のピアソンVUEアカウントからダウンロードすることもできます。
試験結果、合否の判定基準、受験期間の延長の順番にしていただきたいです
各セクションそれぞれ、スケールド・スコア(Scaled score)70以上で合格となります。スケールド・スコアとは、統計的に算出された、難易度が異なる試験問題を同等のものに調整した得点のことです。
なお、各分野のスケールド・スコア化されていない点数は、受験終了後にテストセンターで受け取るスコアレポートで確認できます。
再受験する際は、前回の受験日から30日以上空けなければなりません。前回の受験日から30日経過した時点で再受験のための出願手続きを行うことができるようになります。
受験者は1年間に3回まで再受験することができます。 4回目を再受験する際は、前回の受験日から1年経過後に出願手続きを行うことができるようになります。
再受験の出願手続きの際は、学歴証明の書類を再度提出する必要はありませんが、提出済みのCPR/AED認定の有効期限が切れる場合は、改めて有効なCPR/AED認定証のコピーを提出することが必要です。
CSCS認定試験の1セクションのみ不合格となった場合は、不合格となったセクションのみ再受験する必要があります。ただし、1年以内に合格しなかった場合は、両方のセクションを再度受験する必要があります。
以下の条件をすべて満たす場合、受験期間が終了する1週間前までにキャンセル申請を行うことで、受験をキャンセルすることができます。
受験キャンセルの条件
キャンセルによる返金額は以下のとおりです。
※決済方法・キャンセル時期により返金額が異なりますのでご注意ください。
・出願中:全額返金いたします
・有効な受験期間が切れる1週間前まで(クレジットカード決済):違約金(受験料の50%)を差し引いて返金いたします
・有効な受験期間が切れる1週間前まで(PayPay決済):違約金(受験料の50%)と返金手数料(違約金の10%)を差し引いて返金いたします
・有効な受験期間が切れる6日前以降:返金いたしません
・キャンセル申請は、マイページの出願状況ページ内の「受験キャンセル」ボタンより行ってください。
試験合格後、資格認定の条件を満たしている場合は、数日~1週間程度でマイページに認定情報が表示されます。
資格認定条件の詳細は、各資格情報をご覧ください。
資格認定後、1~2週間以内に、ご登録メールアドレス宛にデジタル認定証のご案内が届きます。
デジタル認定証は、Accredibleのプラットフォームを通じてオンラインでアクセスすることができ、PDF形式でのダウンロードや印刷、LinkedIn等のソーシャルメディアで共有することも可能です。また、デジタル認定証と合わせて資格ロゴも使用することができます。
NSCAの認定資格には、3年ごとの一律の有効期限があります。有効期限までに必要なCEU(継続教育単位)を取得して、資格の更新(再認定)手続きを行ってください。
有効期限:2026年12月31日