トレ検 体力トレーニング検定 トレーニングという教養。 トレ検 体力トレーニング検定 トレーニングという教養。

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サンプル問題

問題集

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サンプル問題

3級
2級
1級

3級の検定問題は、問題集の問題や解説とおおむね1対1で対応しており、素直な出題内容となっています。

次の( )内に入る言葉はどれか?
( )とは骨と骨の接合部のことである。

  • ① 靱帯(じんたい)
  • ② 軟骨
  • ③ 関節
  • ④ 筋肉
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正解 : ③ 関節

関節は骨と骨の接合部のことで、たとえば大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)とで膝関節、大腿骨と膝蓋骨(しつがいこつ)で大腿膝蓋関節(だいたいしつがいかんせつ)、脛骨と腓骨(ひこつ)で脛腓関節(けいひかんせつ)ができています。靱帯(じんたい)は、関節を補強する丈夫な帯状の組織のことです。
(トレ検3級問題集 Q001 からの出題)

関節の模式図

この写真は腕立て伏せ(プッシュアップ)というエクササイズであるが、このエクササイズで主に使われる筋肉は、胸、腕の後面のほか、残りの1つはどれか?

  • ① 腹
  • ② 背中
  • ③ ふともも
  • ④ 肩
腕立て伏せ(プッシュアップ)エクササイズ
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正解 : ④ 肩

腕立て伏せ(プッシュアップ)では、主に大胸筋(だいきょうきん)と呼ばれる胸の筋肉、そして肩や腕の筋肉を使用します。トレーニングの際には主に大胸筋を意識して行いましょう。また、図のように体を一直線に保つことが大事です。
(トレ検3級問題集 Q115 からの出題)

ヒトの体のなかで力やエネルギーになる栄養素の組み合わせとして正しいものはどれか?

  • ① ビタミン、ミネラル、炭水化物
  • ② ビタミン、炭水化物、脂質
  • ③ 炭水化物、脂質、タンパク質
  • ④ 炭水化物、タンパク質、ミネラル
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正解 : ③ 炭水化物、脂質、タンパク質

食物に含まれるさまざまな栄養素のなかでも、主にエネルギーに変わるのは、炭水化物、タンパク質、脂質であり、この3つを三大栄養素といいます。なお、ビタミンやミネラルは体の調子を整える働きをする栄養素です。
(トレ検3級問題集 Q063 からの出題)

2級の検定問題は、3級と比べて難易度がアップしており、問題集の複数の問題を組み合わせた問題も出題されます。

脊柱を形成する骨のなかで、頚椎と胸椎の骨の数の合計は以下のうち、どれか?

  • ① 12
  • ② 14
  • ③ 17
  • ④ 19
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正解 : ④ 19

頚椎は7個、胸椎は12個の骨からなっていますので、答えは7+12=19となります。なお、脊柱(≒背骨)は上から順に、頚椎、胸椎、腰椎(5個)、仙骨(仙椎5個)、尾骨(尾椎3~5個)の骨がつながってできています。
(トレ検2級問題集 Q014 からの出題)

栄養に関する記述として最も適切なものは以下のうち、どれか?

  • ① 糖質は1gあたり約9kcalの熱量を有している
  • ② 体脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪に分けることができる
  • ③ アミノ酸は、人体で必要とされる必須アミノ酸と、人体では必要とされない非必須アミノ酸に分けられる
  • ④ ビタミンは、五大栄養素の1つであるがエネルギー産生栄養素ではないため無機質に分類される
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正解 : ② 体脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪に分けることができる

他の選択肢については下記のとおりです。
① 糖質は1gあたり約4kcalの熱量で、脂質が1gあたり約9kcalの熱量を有しています。
③ 必須アミノ酸も非必須アミノ酸もヒトの体には必要です。体内で必要な量を生成できないために食品などから摂取する必要があるアミノ酸のことを必須アミノ酸、体内で必要な量を生成できるアミノ酸のことを非必須アミノ酸と呼びます。
④ ビタミンは、五大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)の1つです。エネルギー産生栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)には含まれませんが、有機質に分類されます。
(トレ検2級問題集 Q051、Q057、Q063、Q066 からの出題)

フォワードランジでストレッチ効果が得られる筋肉のうち、バックスクワットで鍛えることができる筋肉は以下のうち、どれか?

  • ① 腸腰筋
  • ② 大腿四頭筋
  • ③ 大殿筋
  • ④ 半膜様筋
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正解 : ② 大腿四頭筋

フォワードランジでストレッチされる筋肉は、後ろ側の脚の太もも前面にある腸腰筋と大腿直筋です。そして、大腿直筋は大腿四頭筋を構成する筋肉の1つですので、フォワードランジでストレッチ効果を得られる筋肉は、選択肢「① 腸腰筋」「② 大腿四頭筋」となります。
また、バックスクワットで鍛えることができる筋肉は、選択肢の中では「② 大腿四頭筋」「③ 大殿筋」「④ 半膜様筋」が該当します。
(トレ検2級問題集 Q002、Q107、Q136 からの出題)

1級の検定問題は、トレ検問題集の1級~3級すべてから出題されます。
選択肢の内容の正誤を判断する問題が増え、シナリオ問題も出題されるなど文章量も多くなります。単純にQとAを暗記しただけでは合格は難しいでしょう。関連するQとAの知識が紐づいて理解していることが求められます。

「筋肉」に関する記述ととして誤っているものは以下のうち、どれか?

  • ① 筋収縮では、アデノシン三リン酸がアデノシン二リン酸になる際に生じるエネルギーが利用される。
  • ② 固有筋力は遅筋線維と速筋線維で異なるが、絶対筋力は性別や年齢にかかわらず一定である。
  • ③ 細長い細胞である筋線維が集まって筋原線維となり、筋束をつくっている。
  • ④ 肘を曲げる動作では、上腕三頭筋が拮抗筋としてはたらいている。
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正解 : ③ 細長い細胞である筋線維が集まって筋原線維となり、筋束をつくっている。

筋線維を構成するさらに微細な線維が筋原線維です。筋線維が集まって筋束をつくり、筋束が集まって筋肉となります。
(トレ検問題集 3級:Q003、2級:Q026/Q028/Q033/Q044、1級:Q009 から出題)

下記の文章を読み、問いに答えよ。

減量を目的として、これまでトレーニングを全く行ったことがないAさん(30歳、身長160cm、69kg)が、週に2回、1回あたり40分のウェイトトレーニングを行って、1ヶ月が経過した。
本日のトレーニング開始前に体重をはかったところ65kgであった。
ウェイトトレーニングは、下記の6種目をスーパーセット法で実施した。
 A: バイセップスカール
 B: ベンチプレス
 C: ベントオーバーロウ
 D: ライイング・バーベルトライセップスエクステンション
 E: レッグエクステンション
 F: レッグカール
トレーニング終了後に再度体重をはかったところ64.5kgであった。

Q2-1. エクササイズを実施した順番として適切なものは、どれか?

  • ① B → E → C → F → D → A
  • ② C → B → F → E → A → D
  • ③ E → B → D → F → C → A
  • ④ E → F → B → A → C → D

Q2-2. トレーニング後のAさんに推奨される水分補給量は何mlか?

  • ① 300ml
  • ② 500ml
  • ③ 700ml
  • ④ 900ml

Q2-3. Aさんへのアドバイスとして適切なものは、どれか?

  • ① BMI(体格指数)の観点からは、もう少し減量した方が良い。
  • ② ウェイトトレーニングの頻度を週4回程度に増やすことでより効果が高くなる。
  • ③ 1回あたりのウェイトトレーニングの時間を20~30分ほど増やすことでより効果が高くなる。
  • ④ 減量中の食事は、水分を多めに補給してタンパク質の摂取量を抑えることが推奨されている。
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A2-1 正解 : ② C → B → F → E → A → D

スーパーセット法は、拮抗する筋肉を強化するエクササイズを続けて実施する方法です。正解のエクササイズは、広背筋×大胸筋、大腿四頭筋×ハムストリングス、上腕二頭筋×上腕三頭筋のセットになっています。
(トレ検問題集 3級:Q102/Q104/Q105/Q110/Q111、2級:Q122、1級:Q143 から出題)

A2-2 正解 : ③ 700ml

体重0.45kgの減少につき、600~700mlの水分補給が推奨されています。トレーニングの前後で体重が0.5kg減少しているので、推奨される水分補給の量は667ml~778mlとなります。
(トレ検問題集 1級:Q051 から出題)

A2-3 正解 : ① BMI(体格指数)の観点からは、もう少し減量した方が良い。

AさんのBMIは、65kg÷(1.6m×1.6m)≒25.4となり、25以上ですので「肥満」に分類されます。
(BMIの計算式は世界共通ですが肥満の判定基準は国により異なります。日本では25以上が肥満とされています。)
一般的に、レジスタンストレーニングの推奨頻度は、開始後2ヶ月を経過していない初心者は週2~3回、中級者は3~4回、上級者は4~7回と言われています。Aさんはトレーニングを初めて1ヶ月の初心者ですので、トレーニング頻度は週2~3回が推奨されます。
1週間の適切な体重減少の目安量は0.45kg~0.9kgと言われています。1ヶ月を30日とした場合、体重減少上限の目安は、0.9kg÷7日×30日≒3.9kgです。Aさんは、1ヶ月で69kgから65kgへと4kg減量しており、体重減少のペースの上限に達していますので、トレーニングを増やす必要はないと考えられます。
トレーニングを行うことによってタンパク質やビタミンの必要量は増加しますので、タンパク質の摂取量を抑えることは推奨されません。
(トレ検問題集 3級:Q052、1級:Q051/Q066/Q149 から出題)